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●ブレンドの目的
コーヒーの豆には、たくさんの種類がありますが、それぞれ個性があってその味も違います。このような持ち味の違うコーヒー豆を数種配合することによって単品の欠点を補い、味の調和をとることがコーヒーのブレンドの目的です。 |
●ブレンドの方法
(1) 原則として相反する豆を選ぶ
酸味のコーヒーだけや苦味のコーヒーだけを配合するのでは、一つの味に片寄ってしまって、逆に癖が出過ぎてしまいます。
(2) ブレンドの主体とする豆を決める
いずれか一つを主体にすることで、酸味や苦味などをほどよく調和して、ストレートでは出せない風味を作り出すことができます。
(3) 配合率はなるべく差をつける
配合傘は7対3とか5対3対2というように、なるべく差をつけたほうが効果的であり比較的成功しやすいでしょう。
(4) 多種の配合は無意味
ふつうブレンドは、主体とする豆にあと2、3種特徴のある豆を配合すれば十分です。一般的なのは3種の配合であって、少ない場合で2種、多くて6種ぐらいまでです。
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〔基本例〕
■3種配合 |
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モカ
(マタリ) |
コロンビア
(メデリン) |
ブラジル
(サントス) |
特徴 |
1 |
50% |
30% |
20% |
酸味を生かしたコーヒー |
2 |
20% |
60% |
20% |
コクに特徴あり |
3 |
30% |
30% |
40% |
バランスのよい味 |
4 |
30% |
40% |
30% |
3のアレンジタイプ |
■4種配合 |
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マンデリン
(スマトラ) |
モカ
(マタリ) |
コロンビア
(メデリン) |
ブラジル
(サントス) |
特徴 |
1 |
10% |
30% |
30% |
30% |
酸味より苦味を生かしたブレンド |
2 |
10% |
20% |
40% |
30% |
1のアレンジタイプ |
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