美しく心を寄せ合って

新元号「令和」には、美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味があるそうです。新しい時代が平和で、文化の香り高い日々でありますようにという願いを込めて、キョーワズ珈琲は心を和ませる香り高い一杯をお届けします。

Take A Coffee Break

コーヒータイムへようこそ〜vol.10
ロシア

今回はロシアのコーヒータイムをのぞいてみましょう。ロシアンティーで名高い世界有数の紅茶消費国ロシアでは、最近はコーヒーを飲む人が増えているそうです。

▶︎コーヒー文化が急速に発展

ロシアでコーヒーが飲まれるようになったのは17世紀末のことです。皇帝ピョートル1世は社交界にコーヒーを普及させようとし、以降の皇帝もコーヒーを愛飲します。しかし、コーヒーは限られた人の嗜好品で、一般の人たちはもっぱら紅茶を飲んでいたそうです。ロシアは現在でも、世界屈指の紅茶消費国で、近年までコーヒーは積極的に飲まれていませんでした。ところがここ10年の間に、ロシアのコーヒー文化が急激な発展を見せています。2016年の国際コーヒー機関の統計資料によると、国民1人当りのコーヒー消費量は世界第7位。世界的な調査会社、ユーロモニターによると、2012年から16年までの5年間で、ロシアのコーヒーショップが約1,000店増えたそうです。生豆の輸入税が撤廃されたことを追い風に、大手チェーンだけでなく地元の独立系のコーヒーショップが開店し、クオリティーの高いコーヒーを楽しむことができます。 ロシアで一般的に好まれている飲み方は、コーヒーにココアとミルクを加えたカフェモカ風。一方、卵黄とウォッカを加えるといわゆる「ロシアンコーヒー」になります。1杯分の分量の目安は深炒りのコーヒー80ml、ミルク50ml、ウォッカ15ml、卵黄1個、生クリーム適量。コーヒーに温めたミルクを入れ、ウォッカ、卵黄を加えてよく混ぜ、生クリームを浮かべれば完成です。ただし、これは本格的なレシピなので、アルコールが苦手な方はウォッカを減らすか、代わりに大さじ1のチョコレートシロップまたはココアを加えても良いでしょう。ナツメグ、シナモンをトッピングしたり、冷たいコーヒーとミルクでアイスバージョンを楽しんだりするのもおすすめです。

ウォッカの銘柄にこだわるのも楽しい

今月の一押し

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