素敵なあなたに 2018年8月号 No.418
コーヒー+昼寝=すっきり
厳しい暑さを乗り切るためには、午後に20〜30分程度の「昼寝」をするのがおすすめです。コーヒーを飲んでから寝ると、目覚めるころにカフェインの眠気を解消する効果が現れて、すっきりと目覚めることができます。
Take A Coffee Break
コーヒータイムへようこそ〜vol.3
トルコ共和国
このコーナーでは、世界の個性豊かなコーヒーの楽しみ方をご紹介します。今回は、8月30日の戦勝記念日を間近に控え、祝祭ムードで盛り上がるトルコのコーヒータイムをのぞいてみましょう。
▶︎コーヒーは伝統文化
トルコのイスタンブールにカフェが誕生したのは16世紀の半ばと伝えられています。ヨーロッパにカフェが出現する1世紀も前のことです。16世紀の終わりには、イスタンブール市街に600軒を超えるカフヴェ・ハーネ(コーヒーハウス)があり、人々の社交場として親しまれていました。とはいえトルコはイスラム社会なので、こうしたカフェを利用できたのは男性のみ。女性は女性同士でコーヒーを楽しみ、コーヒー占いや給仕の作法など独特のコーヒー文化が生まれました。現在のトルコでは、「チャイ」と呼ばれる紅茶(日本でいうミルク紅茶とは違います)が暮らしになじみ、人々は1日に何杯も紅茶を飲みます。しかし、大切な人のおもてなし、婚礼や祝祭日といった特別な日にはトルココーヒーが欠かせません。2013年にはこうした独特のコーヒー文化が世界的に認められ、「トルココーヒーの文化と伝統」としてユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。 伝統的なトルココーヒーは、細かく挽いたコーヒーの粉と冷たい水、砂糖を、ジェズベ(CEZVE)と呼ばれる真鍮や銅製の小さなポットに入れ、ぐつぐつと煮立てて作ります。水から煮立ててしっかり抽出するのでそれほど多くのコーヒー豆を使う必要がなく、カフェインの含有量は比較的少なめです。また、水から淹れることで香りがしっかり立ちます。でき上がったコーヒーはカップに静かに注がれ、その上澄みだけを飲みます。味は濃厚で、とろりとした飲み口が楽しめます。トルココーヒーは飲み終わった後にカップの底にコーヒー粉が残ります。コーヒー占いは、カップを逆さにしてこのコーヒー粉が作るさまざまな模様で運勢を占います。
泡を消さないようにそっと注ぎます。
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