【インドネシア】PTPn12 バンゲラン農園
ロブスタ種(カネフォラ)の生豆も、品質にこだわり大切に扱っています。農園の環境、働くスタッフの素晴らしさに惹かれ、この農園を選んでいます。
【インドネシア】PTPn12 バンゲラン農園
INDONESIA / PTPn12 Kebun Bangelan
● 原産国:インドネシア
● 地 域:東ジャワ州 マラン県ウォノサリ郡
● 農園主:スマルソノ氏
● 品 種:カネフォラ種(ロブスタ種) BGN300 他
● 標 高:450〜680m
● 特 長:農園内一貫生産、ハンドピック欠点豆除去法
●オンラインショップ | ジャバ ロブスタWIB
カネフォラ種(ロブスタ種)の生豆も
品質にこだわり大切に扱っています
バンゲラン農園は、インドネシアに適した種を生産することを使命とした試験農場として、1901年に開園。その後のオランダ統制時代よりインドネシア独立に至る100余年にわたる農園の歴史はそのままインドネシアの歴史でもありました。その間も尚、この国を代表する一つの産地として、一貫して徹底した品質管理により守り続けられました。そして、頑固なまでに徹底した品質管理、生産管理のもとで良質の豆を栽培・精製してきました。厳密な熟度管理とハンドピックによる選別を重ねた独特な香りと苦味、個性ある味わいが特長です。
訪問者が先ず目を奪われるこの農園の風景は、
一旦採果したチェリーをシートに広げて
さらに完全な赤熱豆に厳密選別されている様子です。
ロブスタ農園として、これほどまでの熟度管理の厳密さは世界的にも貴重であります。 徹底管理して集荷されたレッドチェリーは、同じ農園内の精製工場で当日のうちに精製加工されます。ここでグリーンコーヒーの状態にまで、やはり理論に則った精度の高い精選がなされます。 精製工場における最終行程は、長テーブルに4名一列に並んで、自身の担当種類の不良豆を除去し、次の作業者に順送りします。この手慣れた、かつ速やかな選別作業を終了した豆は当日分を終了すると、さらに全体の仕上げ作業を4名全員が共同作業で行います。この最終行程が終了して初めて最終検査を受ける事ができるのです。 そのハンドピック行程は、この農園の象徴的な風景にもなっています。 今の時代の感覚からは、なんと非合理的な、また前時代的な作業か、という見方もしてしまいがちですが、しかし、よく考えてみればこの農園の歴史の長さを、この仕事が繰り返されてきた、つまりこの国を代表する産物としてのジャワコーヒーを作り上げていく、という意思を今も忘れず、日々再現しているように思えるのです。
「効率化に走ることは、一方で大切なものをないがしろにするという副作用をもはらんでいます。いつも変わることのない、頑固たるこの農園の姿勢をみるたびに、そのことを実感させられるのです。また、その意味でロブスタの本質を久しぶりに感じさせてくれるコーヒーとでもいうのでしょうか。 」 (談:商社マン)