素敵なあなたに 2020年1月号 No.435
あけましておめでとうございます
2020年、キョーワズ珈琲株式会社は創業70周年を迎えます。これもひとえに皆さまのご厚情の賜物と心より御礼申し上げます。これからも、お客さま、産地の人々と心を寄せ合い誠実な美味しさで、コーヒー文化の発展に寄与してまいります。今後共、変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします。
Take A Coffee Break
コーヒータイムへようこそ〜vol.13
インドネシア
今月はインドネシアのコーヒータイムをのぞいてみましょう。マンデリンやトラジャ、さらに高価とされるルワックなど、さまざまなコーヒーの産地として名高いこの国では、毎日の暮らしにコーヒーが欠かせません。
▶︎粉が沈むのを待って
インドネシアではコーヒーは「コピ」と呼ばれ、人々は朝食時や喫茶店で飲むだけでなく、屋台などでも気軽にコーヒータイムを楽しみます。「Tubruk(トゥブルック)」と呼ばれる昔ながらのコーヒーは、日本などで一般的なドリップ式とは飲み方がちょっと異なります。大きめのガラスのカップに極細挽きのコーヒー粉と砂糖を入れたら、沸騰したお湯を注いでよくかき混ぜます。そして、コーヒー粉がカップの底に沈むのを待って飲みます。陶器の器が使われることもありますが、カップの中のコーヒー粉の様子を見やすいせいか、厚手のガラス器を使うのが一般的です。また、砂糖は多めに入れる人が多いようです。
沸騰したお湯を注ぐので、粉がカップの中を対流して、沈殿するまで早くて2〜3分、場合によっては5分以上かかることもあります。それでも現地の人は、おしゃべりや読書を楽しんだりしながら、のんびりとコーヒーの出来上がりを待ちます。急ぐ時は、しばらく待って粉が沈み始めたところで、コーヒーに息を吹きかけて粉を一方に寄せ、飲み口を作りながら上澄みを飲むという楽しみ方もできます。でも、せっかくインドネシア流の「コピ」を味わうなら、ゆったりとした気分で楽しみたいものです。また、「コピ」と一緒におやつや夜食に食べられるのが、もち米で作った「ジャジャン」です。日本の和菓子に似たものもあり、ヘルシー食材のココナツが多様されているのが特長。ココナツフレークや黒蜜などのソースと相性が良いそうです。
ジャジャンをはじめとするインドネシアの伝統的なお菓子
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