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コーヒー豆知識About Coffee

コーヒー豆知識

素敵なあなたに 2020年11月号 No.441

温かで上質なひととき

夜ともなれば、ぐんと冷え込む日が多くなる時季です。一日を締めくくるリラックスタイムには、ブランケットと一緒に、ぜひ温かなコーヒーをご用意ください。温かさと豊かな香りに気持ちがほぐれ、和やかな会話にほっと一息つける、とびきりの時間になること間違いなしです。

フレンドシップコーヒーの取り組みが、
SDGsの目標達成につながる

タンザニア・ルカニ村のコーヒー栽培の復興を目指す「ルカニ村・フェアトレード・プロジェクト」は、SDGsの17の目標のうち、7つの目標達成につながっています。今回はそのなかから、2つの目標を紹介します。

子どもたちの教育のために

キリマンジャロ山の西斜面にあるコーヒーの名産地・ルカニ村。村民たちは教育と医療に支出する現金を得るために、コーヒーを生産・販売しております。
キリマンジャロの住民は、教育熱心なことで有名です。近年のコーヒー価格の低迷で、村民たちは病院・診療所の受診をできる限り回避したり、高価な農薬の購入を断念するようになりました。しかし、教育費だけは、コーヒーの販売代金からなんとか捻出しようと努力してきました。 ところが、2001~02年の「コーヒー危機」(史上最安値水準への市場価格暴落)で、その捻出が困難になり、ついに多くのルカニ村民が、コーヒー生産を断念してしまいました。
皆さんに飲んでいただいている「キリマンジャロルカニアラビカ」は、市場価格がどれだけ暴落しても、必ず最低保障価格(171セント/パウンド)以上で輸出されております。171セント以上であれば、それぞれの農家が2名の子どもたちを、ルカニ中学校に通わせられるとわかったからです。この輸出価格の保障は、すぐに村民たちを惹き付け、コーヒー産業が復興しはじめました。
さらに、このコーヒーを1パウンド飲んでいただくと、23セントが村に還元されます。フェアトレード・プレミアム(割増金)と呼ばれ、ルカニ村の社会開発を応援するものです。皆さんの飲用のおかげで、図書館・中学校の完成、診療所のトイレ建設、コーヒー加工場・苗木場の整備などが実現しました。 
(京都大学教授・辻村英之)


左:トイレが増設されたルカニ村診療所  右:還元金で完成したルカニ中学校

Pick Up情報

創業当時のコーヒーを再現
70周年だから実現した希少な味わい

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●オンラインショップ
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2箱セット/2,160円(税込)