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コーヒー豆知識About Coffee

コーヒー豆知識

素敵なあなたに 2021年1月号 No.442

春風献上

謹んで年始のご挨拶を申し上げます。
キョーワズ珈琲では、常にお客様に<誠実であること>を追求・実践し、産地の人々との固い絆を大切にし、安心・安全で高品質なおいしさをお届けしております。本年も変わらぬ、ご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

フレンドシップコーヒーの取り組みが、
SDGsの目標達成につながる

タンザニア・ルカニ村のコーヒー栽培の復興を目指す「ルカニ村・フェアトレード・プロジェクト」は、SDGsの17の目標のうち、7つの目標とつながりがあり、これまで、5つの目標とのつながりについて紹介してきました。今回は残りの2つの目標について紹介します。

キリマンジャロの森林を守るために

コーヒーの木は直射日光を嫌い、木陰を求めます。しかし2001~02年のコーヒー価格暴落で、ルカニ村民はコーヒー生産を断念し、トウモロコシに転作しました。逆にトウモロコシは直射日光を求めるため、木陰が邪魔になり、森林伐採が進んでしまいました。
フェアトレードが、つまり皆さんに「キリマンジャロ ルカニアラビカ」を飲んでいただくことが、村のコーヒー産業を復興させ、森林破壊を止めました。また農協が村民たちに植林を促し、FAOの世界農業遺産に認定されたほど貴重な、キリマンジャロ伝統の農林業複合経営(アグロフォレストリー)が戻りつつあります。
この3回の連載で皆さんにお伝えしたフェアトレードの役割(コーヒー生産・子供たちの教育・キリマンジャロの森林を守る)を、消費者の皆さんに自ら確認していただきたく、ルカニ村・フェアトレード・プロジェクトは、毎年夏にコーヒー・スタディツアーを実施しております。村民たちとのパートナシップが確立され、この強い「生産者・産地支援力」を持つコーヒーを、持続的に飲んでくれる消費者が増えるよう願っております。 
(京都大学教授・辻村英之)

 
チャガ民族伝統のアグロフォレストリー。5層構造になっており、コーヒーは下から2層目

Pick Up情報

おいしく飲んで友好支援
生産者の顔が見える~フレンドシップブレンド

タンザニア「ルカニアラビカ」、タイ王国「ブルーコフアラビカ」をブレンドしたすっきりした風味、やわらかな甘みとコクが後口に広がります。キョーワズ珈琲の友好・支援が集結した、安心・安全なコーヒーによる友好支援の輪にあなたもぜひご参加ください。


●オンラインショップ
【ブレンドコーヒー】
フレンドシップブレンド
100g/734円(税込)