コーヒーコラム

素敵なあなたに　2017年9月号　No.407

ロールケーキはお好き？

9月9日は「ロールケーキの日」。断面が「9」の数字と形が似ており、9が「くるくる」「キュッキュッ」など、“巻く”イメージを連想させるというのが理由だそうです。お気に入りのケーキはおいしいコーヒーと一緒にどうぞ。

Thanks Our Friends

キョーワズ珈琲の指定農園〜vol.5
ブラジルエストレーラⅡ農園

キョーワズ珈琲では、本当に質の良いコーヒーを皆様にお届けするために、世界のコーヒー農園と信頼関係を結んでいます。スタッフが現地に足を運び、コーヒー栽培に対する姿勢やこだわりを確かめた、選りすぐりの農園をご紹介します。

▶︎こだわりのブルボン種を栽培

コーヒー大国ブラジルの中でも、南東部のミナスジェライス州のセラードにはコーヒー農園が集中し、上質のコーヒー産地として世界的に知られています。雨季と乾季がはっきりした内陸性気候で、豊富な雨で実がしっかりと成長し、気候の安定した乾季に収穫が可能だからです。キョーワズ珈琲の鑑定士が初めてセラードを訪れたのは2004年のことです。農園を視察して回り、特に栽培に熱心だったエストレーラⅡ農園のワグナー・フェレーロ氏に、ブラジル・ブルボン種の栽培を依頼しました。ブルボン種は香り、風味、コクのバランスが優れた品種ですが、害虫や気候の変動に弱く、栽培に手間がかかる品種です。フェレーロ氏には「ブラジル・ブルボン種で自信を持ってお客様にお届けできる商品を作りたい」「農園スタッフ全員に愛情を持って育ててもらいたい」「豆の出来は私たちが厳正に判断する」という思いを伝え、キョーワズ珈琲専用のブルボン種の栽培プロジェクトがスタートしました。2005年3月の種まき、5月の発芽を経て、念願の初収穫は2007年6月。カップテストを終え、2008年から希少なブラジル・ブルボン種のオンリーワンコーヒーとして、皆様にお届けしています。ブルボン種ならではの上質な甘みと深いコク、セラードの豊かな自然と人々の情熱が育て上げた洗練された味わいを、ぜひお楽しみください。

写真左：ワグナー・フェレーロ氏／右：念願の初収穫