コーヒーコラム

素敵なあなたに　2017年7月号　No.405

天の川は見えますか？

日本人の7割は人工の光で天の川が見えない場所に暮らしているそうです。こうしたなか、「光害」対策の一環として、環境省は「星空の見やすさランキング」を作成する予定です。天の川がきれいに見えれば、七夕がもっと盛り上がるかもしれません。

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キョーワズ珈琲の指定農園〜vol.3
コスタリカロマス・アル・リオ精選工場

キョーワズ珈琲では、本当に質の良いコーヒーを皆様にお届けするために、世界のコーヒー農園と信頼関係を結んでいます。スタッフが現地に足を運び、コーヒー栽培に対する姿勢やこだわりを確かめた、選りすぐりの農園をご紹介します。

▶︎独自の精選方法がつくる豊かな風味

中米コスタリカのコーヒーは品質の高さで知られ、各地の農園で個性豊かな豆が栽培されています。キョーワズ珈琲の指定農園は、首都のサンホセから自動車でおよそ1時間のウエストバレーのナランホ地区にあります。標高1,350～1,500mに広がる農園はコーヒー栽培に適した火山灰土壌にめぐまれ、農園主のアギレラ氏一家によって丹念な栽培が行われています。「スペシャルティーコーヒーミル」として世界的に知られるロマス・アル・リオ精選工場では、豆のおいしさを引き出す独自の方法で豆が精選されます。収穫の際は、赤く熟したコーヒーチェリーだけを注意深く摘み取り、清冽な水で外側にある果肉を取り除いた後、天日で乾燥させます。通常なら、ミューシレージと呼ばれるぬめりを取り除いて乾燥させますが、この工場ではこのぬめりを残したままストレッチャーと呼ばれる棚に均一に広げて、水分含有量11%〜12%まで乾燥させます。こうすることで、ミューシレージに含まれる甘みが生豆に十分に吸収され、甘味のある風味豊かな味わいに仕上がるといわれています。キョーワズ珈琲では、現地の輸出会社と日本の商社の3社で流通、販売に関する合意を締結しており、日本で唯一「ロマス・アル・リオ」の名を冠したコーヒーを自信をもってお届けしています。柔らかな甘味とすっきりした酸味、優れた香りとボディをぜひお確かめください。

写真左：完熟したコーヒーチェリー／右：ストレッチャーで天日乾燥